ザ・ノンフィクション
作ったケーキは売り切るまで店を閉めない洋菓子屋
家に帰らない旦那さんと妻の間で・・・
真夜中の洋菓子店 ~ケーキよりも大切なもの~
今回の主役は
奈良で夜中営業している洋菓子店
「にこにこ庵」店主 木村洋司さん56歳
なぜ?夜中まで営業するかというとケーキへの溺愛でした
ケーキのすべてが自分の子供として売り切るまで帰らない。
夜の11時:鹿も歩く住宅街
ケーキが並ぶ「にこにこ庵」
夜中でもお客さんがポツポツ来る
なんと朝方までやってる時もあるという。
売り切れるまで営業するという・・・
仮眠をとりながら・・・
大声で歌いながらケーキ作るし床で寝るし
衛生面は?(笑)
売りはにこにこロール
自信があるのはロールケーキ、評判も上々
パテシエというより職人
商売は上手くない
それでもSNSを上手く使いなんとか売り切る
お風呂以外は店で済ます
ケーキの前は中華
エビや魚を殺生することが出来ない中華料理人
あるときケーキと出会って人生が変わった
ケーキは悲しいとき食べない
笑顔で選んでほしい
ファンもたくさんいた。
その中でも1番のファンは妻の美絵子さん54歳
夜食を持って来てくれる
夫婦の危機
5年前に買った自宅、子供は独立して夫婦と犬で暮らす。
家にあまり帰らない木村さん。
火曜の定休日だけ家で食事する。
ケーキに入れ込む木村さんと妻はある意味別居生活
妻は嘆く、99%ケーキの旦那、やっぱり寂しいようです。
閉店?
15年のすれ違い。
ずっとケーキ別居
妻の美絵子さんは辛かったという
パートの奥さんの方が稼ぐ、売り上げも利益も良くない
経営状態
結局、家計を支えたのは奥さんの介護のパート
2年前から店を閉めてほしいと言っていた奥さん。
木村さんは遂に閉店を決めました。
コロナ
コロナウイルスで店にも影響が出た
閉店まで2か月、お客さんはほとんど来ない
が
緊急事態宣言が出されてから2週間後、なぜか行列が出来た
昼前までに売り切れる、6倍の売れ行き
なぜ?
外出自粛で家にいる分、家でケーキを食べる人が増えた
辛いときに笑顔になるケーキ
妻も悩みだした、閉店を決めた旦那さん
でも、みんなに喜ばれるケーキ
本当は店をやりたいと思っていただろうに
木村さんもお客さんの子供を見てもっと接してやれば良かったと気づく
コロナが夫婦にとって良い転機になったのかな
にこにこ庵 最後の日
にこにこ庵 最後の日
木村さん2時間の寝坊
店には奥さんも
外には10人ほど並ぶ
オープン当初の制服を着て対応
挨拶しながら最後の営業
列はとぎれない、ドンドン来るお客さん
同級生や常連が花を持って来店
夫婦で最後「ありがとう」とハッピーエンド?
さらに
修業時代の後輩の店でケーキ作りは続けることになりました。
素敵な話だけど
利益なしで家族に迷惑をかけてきたという結果という現実
誰よりも頑張ったけど、奥さんの努力と我慢があってこそ
むずかしいな~
ザ・ノンフィクション
2020年7月5日:日曜日
14時00分~14時55分
語り:高梨臨
演出:阪本亮介
ディレクター:南貴之
チーフプロデューサー:西村陽次郎(フジテレビ)
プロデューサー: 森山智亘
エンディング・テーマ曲
サンサーラ
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