「君の膵臓を食べたい」感動
住野よるさんのデビュー小説『君の膵臓をたべたい』
が映画化。小説でも読んで映画も観た。
久々に涙した映画となった。
「生きるとは」という課題を少し感じることができた作品。
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『君の膵臓をたべたい』映画
本を読んでいて、ストーリーは大体わかっている
普通、小説を読んで映画を見に行く事はあまりないけど
本が良くて、何か気になって行ってみた。
結果、観て良かったと思う。
正直、高校生時代を演じた二人は演技が上手い訳ではない。
ま~それだけに感情が入るのかもしれないけど・・。
桜良(浜辺美波):「私が死んだら私の膵臓、君が食べてもいいよ」
僕(北村匠海):「君はさ、本当に死ぬの?」
桜良:「死ぬよ」
このセリフが不器用に響く。
『君の膵臓をたべたい』生きるとは
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『君の膵臓をたべたい』の本自体、
最近流行りの
病気で亡くなる彼女や彼氏のただのお涙頂戴話だと
思っていた。
読む前にレビューを見たことで少し興味が出た。
「一度読んでください、ただのお涙物ではないですよ。
生きるとは・・。なんて考えさせられる本となりました」
このレビューに引っ掛かり読むことにしました。
小説:君の膵臓をたべたいは単純に良い本でした。
「生きるとは」
生きるってのはね、きっと誰かと心を通わせること。
そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ。
誰かを認める、誰かを好きになる、誰かを嫌いになる、
誰かと一緒にいて楽しい、誰かと一緒にいたら鬱陶しい、
誰かと手を繋ぐ、誰かとハグをする、誰かとすれ違う。
それが、生きる。自分たった一人じゃ、自分がいるってわからない。
誰かを好きなのに、誰かを嫌いな私、
誰かと一緒にいて楽しいのに誰かと一緒にいて鬱陶しいと思う私、
そういう人と私の関係が、他の人じゃない、
私が生きてるってことだと思う。
桜良が言う「人と心を通わせること」こそ「生きるということ」
という言葉が「僕」に突き刺さります。
人とのかかわりが下手に見える「僕」
人に興味を持たないから、人からも興味を持たれないんだろうね。
誰も損してないから、僕はそれでよかった。
生きることに貪欲な桜良
自分の「生きる時間」を知っている桜良は「僕」との関係を
恋愛にもしない、焦らないし、求めることもしない
ただ、自分が人と心を通わせる最後の人に僕を選んだ。
桜良と過ごした時間がとても大切な時間だったと
「僕」は気が付きます。
桜良は最後、「僕」と「生きた」ことに気持ちをぶつけて
関わることを「生きるとは」の答えにしたのです。
こんな感動を持って、本を読み終えたのですが
その「生きること」を証明した桜良の高校生活を
圧倒的に可愛い浜辺美波さんが演じたことで
余計に「悔しい」想いが増します。
こんな素敵な子がこんなに元気な子が
覚悟を持って「僕」と「心を通わせる」
後わずかしかない時間を
「生きるため」
本も映画もおすすめです。
「君の膵臓を食べたい」は「 生きるとは」を教えてくれますよ。
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